和訳。

というわけで、短時間で訳す練習をしているのですが、感じることは、意味のわからない文章はまともには訳せないし時間がかかる、ということです。
大学入試レベルの文章ならいいとしても、専門性の高い文章になれば、文法をそのままあてはめるだけではうまく訳せないのです。たとえば前置詞句が直前の名詞を修飾するのか文章全体を修飾するのかは、文全体の意味を考えないとわからないわけで、
She is looking for her ring in my hand.
みたいな文章だとinは文章全体ではなく直前の名詞を指しているな、とわかるわけですが、
There was another principle which undoubtedly weighed with Montesquieu in proposing the rigid demarcation between judicial and legislative power.
くらいになると、inの役割は、モンテスキューがどういう主張をしていたかによるわけです。

専門文献の翻訳は、ですから専門家が訳すわけです。でもって、おおよそ意味がつかめているからスラスラと訳せて誤訳も少ないのです。
まあ私の場合は、知識も文法もまだまだ弱いので誤訳だらけですけどね。
というわけで、がんばっていきます。