受験生には盆も正月もない(学院長)。ならばなおさら、

今日は暦の上ではまったく特別性のない平日です。・・・くどいよ、ってか。

というわけで今日はクリスマスソング。
たとえば、私は松任谷由美の「恋人がサンタクロース」なんかはけっこう好きなのですが、でも、同じ時期の彼女の別の曲と比較してそれほど飛びぬけているとは思いません。しかし「恋人が〜」はなまじクリスマスソングであるために毎年この時期に流れてしまい、結果、なぜかかなり寿命がのびてしまっています。
あと、山下達郎稲垣潤一なんかは、クリスマスの緊張感がぜんぜん伝わってこないと思います。この日はですね、負け組の人間には叩きのめすように絶望感を与えて街へ出られないようにし、発展途上の人間には極度の戦闘態勢で臨ませる、そういう日のはずです。そんな日に、鼻声で「♪きっときみはこなぁい〜、さいれ〜んな〜い」なんて歌われても、ピンとこないと思います。
稲垣は、「クリスマスキャロルの頃には」の発表当時には、歌番組で加山雄三に「いい曲だね」って声をかけられ、でもって稲垣が恐縮して「恐れ入ります」みたいなことを言っていました。ですが、若大将。この曲のどこがいい曲なんでしょうか。しかもその後の雑誌で、「特集・クリキャロはこう歌え」って書かれていました。くりきゃろ、ですか。うーん。

 ***

その点、SPEEDなんかはいいと思います。イヴの緊張感がよく出ています。ほかにもいろいろいいのがあります。ドリカムなんかもいいかな。

でも決定打は思いつかないですね。
これも、私が負け組なのだからでしょうか。