考えてみると。(前回のつづき)

地方の名産品や名物というのが生まれる過程というのは、えてしてそういうものかも知れない、と思いました。つまり、最初はぜんぜん必然性のないものが、いつのまにか地方名物になる、と。

広島のお好み焼き(重ねて焼く)も名古屋のきしめんも、その土地でなければいけないという必然性はまったくないわけですから、「マクドという呼称」が関西地方(主に大阪府)で普及してるのに対して、「なぜ大阪なのか」と考えることには、意味がないのかも知れません。
でもそうなると話はシンプルになってきます。もし「とんこつじゃなければラーメンとは呼べないんだよ」と得意そうに主張する福岡県人がいれば(そういう人に私は会ったことがありませんが)、それは私にとって相当苦手な人間です。同様に、マックと言うと必ず訂正しにかかってくる関西人は、やっぱり私にとって苦手な人間です。