攻殻機動隊S.A.C.・2ND GIGS

レンタルビデオで1巻を借りて観ました。映像のクオリティは相変わらず高いです。
しかし今回の2ND GIGSは最初から、なんだか話が妙に政治的です。突撃命令を待っている時の会話が、なんか居酒屋での政治談義みたいでした。
もともと攻殻といえばゴルゴ13ばりの政界陰謀説をひた走っていたのですが、今回もいきなり政治家がフル登場、しかも第1話で草薙少佐が総理大臣と会っています。せっかくこの作品には押井も一枚かんでいるわけですから、そういうマンネリくささをもう少し抑えてもよかったかな、という気がします。今後どういう方向に話が進むかはちょっとわからないですけどね。
 
とはいうものの、私にとって攻殻とは、映画もSACも、正直言ってストーリーを楽しむものではなかったような気がします。音と映像、そして世界の雰囲気が好きだったのです。その点では確かに、前作を踏襲しているかなと思います。