部屋の片付け

私の部屋にはカーペットを敷いているので、ダニ退治が問題になります。というわけで時々バルサン(煙が少し出るタイプ)を買うのですが、そしたら注意書きに「CDは片付けろ」「衣類にはカバーを」「パソコンに煙を当てるな」などなど、到底実現不可能な要求が書いてあるのです。というわけでいつもバルサンは使えずじまい。
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部屋の掃除といえば、床に掃除機を当てて、棚のホコリを取ることが第一作業です。ですが私の部屋には床の上に物を置いていることが多いので、掃除機を使うのがすごくめんどうです。少なくとも毎週は掃除機を使いたいのですが、なかなかうまくいきません。
この場合、床の上に直接物を置くのを最初から避ければいいのです。そうすれば、まず見た目にもきれいですし、掃除もしやすい。そして収納も機能的になります。特に本は、すぐに積み重ねておこうとしますし、でもって積み重ねてしまうと下のものを読まなくなってしまうわけです。そして紙の資料やコピーは、積み重ねてしまうと下に何があるのかすら忘れてしまって、たまにそういう山を発掘すると、下のほうから思いがけないものを見つけて「ああそういえばこんなものもあったんだな」と感慨を覚える状態になってしまうわけです。
そういう状態は野口悠紀雄がいうところの「研究室における遺跡」でして、たまにはそういうのもいいのですが、探し物をする時にはかなりイライラします。というわけで、本は積まない、紙も積まない、ということにすれば、床の上に直接物が積み重なる主原因を除去できます。
でもって、本は本棚に置くことになるのですが、これの掃除も一苦労です。かつてはいちいち本を取り出して、ホコリを払ってから棚を雑巾がけしていたのですが、それでは面倒です。なので最近は、静電気でホコリを取るタイプのポンポンを使っています。楽です。静電気バンザイ。
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昔飲食店の厨房でアルバイトをしていた頃は、冷蔵庫や流しを毎日決まった時間に掃除していました。ちなみにその店(けっこう大きな店です)では、虫(地面や壁を這っているアノ虫です)がすごく多かったです。駆除するための道具(プラスチック製で、中に毒入りのエサが入っているもの)もあったのですが、それもとっくに効き目が切れていて、かえって虫たちがそれを巣にしているという始末でした。なので、床にあるその道具を蹴ったときに、中から大量の虫が出てくるのです。でもって店はどうしたかというと、客に出す物の中に虫が入っていなければそれでいい、というような態度でした。
とはいっても飲食店ってそんなものだよね、と当時の私は思っていました。ところがその次に働いた店では、店長の方針がしっかりしていたのか、一度も虫を見たことがありませんでした。ただ、飲食店の場合は、建物の構造上、虫とかネズミとかが出るのを防げない場合があるんですよ。入り口を開けっ放しにしている店では正面から侵入してきますし。
話の筋がそれてしまったうえに気色悪い話題になってしまいましたかすみません。
で、仕事だったら私は毎日でも掃除するのですが、家ではかなり横着してしまいます。そんな人は多いのではないでしょうか?私の知人にも、抗菌とか除臭とか、事務室は異常なほどにきれいにするのですが自宅は悲惨な状態になっている人がいくらかいます*1。そうすると、気分を仕事モードにして自分の部屋を掃除すればうまくいくのでしょうが、自分の部屋というのは何かと誘惑も多くて困ります。「これも掃除作業のひとつなのだ」と開き直って雑誌を読み出したりとか、あるいは足りない物を買おうとして買い物に出かけてしまったりとか。
続きは次回。

*1:逆に、にわとりネットの管理人は自分の部屋しかきれいにしません。だからいっしょにいると私の部屋がどんどん汚くなり向こうの部屋はどんどんきれいになります。このことは日記でも何度か愚痴っていますが、汚しているのは向こうです。