ステサン151

ステサンのいいところはですね、3冊くらい重ねて置いておくとなんだかちょっと高級そうなプリでも置いているような感覚を与えてくれるんですよ。たぶん私だけですけど。
 
さてさて、今号はケーブルネタが光っていました。「ケーブルはあくまで脇役。だから過剰な期待は禁物」「取替え直後の変化に惑わされるな」などなど、ケーブルを低く評価しつつも、なぜか6ページも割いています。そんなにケーブルの価値が低いのなら、最初から載せなきゃいいのに。
その意味では、菅野氏は立派です。「部屋との整合性をほったらかして、いくらケーブルにお金をかけても無意味です。」(286ページ)と1行だけでバッサリ。やっぱりケーブルの交換に情熱を燃やすようなタイプは、清く正しいレコード演奏家ではないのでしょうな。
そしてエソがケーブルを出しました。ステサンで記事とも広告ともつかないページがありましたが、お値段がなんとビックリです。本当にビックリ。いいですか。スピーカーとアンプをつなぐ、たかが電線ですよ。電線なんてものは本来、スピーカーを買ったら附属品で付いてるものなんですよ。それが「ちょっと材料に工夫がしてある」「構造が特殊」というだけで、2mが2本で588kです。
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/10000.html
そして高いほうが、同じく2mが2本で1100kです。なんと。110万円あれば、安いクルマ買えますよ。それが、2メートルの電線が2本とは。三浦孝仁氏もおっしゃるとおり、やっぱり市場は過熱気味のようです。
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三浦氏といえば、彼の部屋はどんどん雑然としてきましたよね。最初はSYSTEM5がポツンと置かれているだけのシンプルな状態だったんですが、マルチとの共存とか、電源の整備とかで、すごく窮屈にみえます。そしてなにげにエソG-0とABS9999が置かれていました。クロック制御への執念はたいしたものかも。
あと、ここで私は予言しておきますが、彼は絶対SCD-DR1を導入しますよ。