会話能力

ビジネス心理学 第2回 職場で好かれる人とは?〜聞き上手になるためのコツ〜http://www.sw.nec.co.jp/biz_psy/02.html

 部下をいつも飲み屋に連れてゆくAさんがいます。しかし、いくらタダ酒でも、職場の仲間の悪口を聞かされ、いかに自分がスゴイ人物であるかという自慢話につき合わされたら部下達も顔で笑って、心の中は迷惑だと感じることでしょう。
 カン違いしている人は、お金を使っても、時間を部下と過ごしても人から好かれません。このような人は、好かれる方法をカン違いしているのです。
 
 人に一番影響を与えるのは、コミュニケーションの能力です。とくに会話能力が大切です。会話は話すより、聞く能力です。無駄な説教に時間を割くより、仲間の相談にのってあげることです。相談の聞き方にもコツがあります。

そうですね。メシや酒をおごったくらいで人心が掌握できると思ったら甘いです。自戒の念をこめて。とくに、会話を自己実現の場にしている人間というのは、けっこういるものです。たとえば、自分の知識を吐き出すだけの人間とか、他人をくさすことしか考えていない人間とか。
 
でもですね、会話という場面では「役割」もあるはずです。全員が聞き上手さんでは話が前に進みませんし、みんな仕切り屋さんでもちょっと困ります。場の流れみたいなものにうまく合わせられれば、会話は気持ち良く進むでしょう。
ところが、この「役割」というのが曲者で、ヘタすると日和見になったり心にもない発言を繰り返したりすることになるわけです。そもそも、こうすれば会話がうまくいく、なんていう万能の方法なんてものはないわけですし、コミュニケーションを円滑にするための努力なんてものはそれが表に出た時点で、小細工をカマしてる不誠実な人間という印象を持たれてしまうので、自然体で振舞うのが一番なのかもしれません。
 
個人的には、たとえ自然体でもまわりに不愉快な思いをさせる人間は好きではないですけどね。自戒の念をこめて。