攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG

7巻(14話)まで観ました。
個別の11人もそろそろ佳境に入るころですが、それはこんどふれることにします。
7巻では、パズとサイトーの経歴がメインでふれられます。パズは9課屈指の脇役で、ボーマとの区別もなかなかつきにくいです。巻末のインタビューでは、声優もキャラクタをつかみきれていなかったようです。しかしこのインタビューでは「アンケートをとれば、おそらく女性からの一番人気はパズだろう」なんて言われていましたが、そんなものなのでしょうか。私にはよくわかりません。それに、彼には特技がないというのが痛いところです。今後もパズは目立つことなく脇役で居つづけるんでしょうね。
でもってサイトー。彼を出されたら私も黙ってはいられません。まず、左目が義眼なのは、彼が意志を持って選択したんだと思ってましたよ。つまり、狙撃能力を高めるために、あえて生身の左目を犠牲にした、と。今回の話は、彼にしては少し受け身的で、イメージとあわない気もします。
また、狙撃手がポーカーフェイスを貫くシーンというのは、アニメではうまく描けないと感じました。無表情のなかに緊迫感を求めるというのは、アニメでは少しきついです。かつてシティーハンターというコミックがあって(ネタが古くてすみません。私はこういうマンガしか知らないのです)、そのときにも、主人公と殺し屋とが壁をはさんで向かい合うという場面がありました。そのときには、影をつかったり構図を工夫したりして、ほとんど顔は描かれませんでした。そうでもしないと、人間の無表情に味が出にくいのです。
それはともかく、やっぱりサイトーはかっこいいです。こういう、一つの能力が格段に優れている人間に、私は魅力を感じます。