プラネテス

最終話までビデオで観ました。やっぱりフィーさんがかっこいいですよね。最後のほうはかなり影が薄くなりますけれども。
 
この類の長編SFアニメは、最後のほうの場面になると世界がひっくり返って結局「そして何も残りませんでした」とか「人類は20世紀の記憶を取り戻したのでした」とかそういうオチが多いものなのですが、この作品はその点よく落ち着いています。宇宙開発と貧困問題というテーマもうまく見せていますし、ハチマキの内面もよく描けていると思います。これもまた、アニメで内面を描くというと制作者の自己満足むきだしの謎かけになりがちなのですが、そこも適度に抑えられていました。
 
ところで今晩、NHK教育でなぜかプラネテスが放送されます。私は、紅白はアレだし格闘にも興味がないし、今年はフテ寝かなと思っていたのですが、もうこれに決定でしょう。まさか大晦日にアニメを観るとは。