部屋の片付け

久々に「個人サイトの日記らしい記事」です。心して読むように。
この連休、私の部屋にイトコ(従姉)が来ました。おそらく私の両親が差し向けた偵察要因なのでしょうが、もともと生活感が乏しい部屋のうえに最近中途半端に家具の配置換えを試みている最中なので、イトコにとって私の部屋は信じられない空間だったようです。「どこで寝てるねん?」「地震が来たらどうすんのや?」などと質問されました。
まあもちろん地震が来た時には本棚が倒れて私はあっさりとくたばるわけですが、その時はその時でしょうしそもそも研究者の書いた本に埋もれて倒れるのならそれも一興、でもやっぱりそろそろ私も他人に胸を張れるような空間で生活したいかも、なんて思ったりしながら、部屋の模様替えを考えました。
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まず机です。みなさんはどんな机を使っていますか?私は学習机と事務机の中間みたいな普通の机を使っています。下の右側に引き出しがあるようなタイプ。でも右側に引出しがあるということは机の左側に足を入れることになってしまって、その結果、机上部の左側にスペースが足りなくなります。この点、立花隆が「机は僕にとって商売道具だ、いくら高くてもクルマよりは安いし役に立つ」とか何とか言って、非常に高価で大きくて頑丈な机を探してまわったことは納得できます。
私のほうはちょっとお金が余ればすぐアンプだの紅茶個人輸入だのにつぎ込もうとする悪い癖があるのですが、これは考えないといけません。大きい机があってこその大きな仕事。
いまのところ私は、机の左側にスチールラックをくっつけて置いて、でもってそのラックの棚の高さを机の上面の高さに合わせています。それによって、少しでも机の上を広くしようとしているわけです。この形はいまのところけっこう気に入っているのですが、でも、最初から大きな机があればそれにこしたことはありません。
あと、机の周りを囲むように本棚(というかラック)を重ねて並べています。机に向かって椅子に座っている状態で、できるだけたくさんの本や資料を手に取れるようにしようとすれば、自然にこうなるのです。このやり方だとどうしても部屋の真ん中あたりに本棚を置くことになってしまって、部屋全体が薄暗くなるし風通しが悪くなるし、というようなデメリットは以前に何度か書きましたが、最近は別の限界を感じました。資料の数が多くなるとこのやり方では対応できなくなるのです。いすに座っていてすぐに手に取れるように置くためのスペースは有限(せいぜい、椅子を中心とする半径1メートルほどの球体を想定してその表面にあたる程度の体積のスペースでしょう)なのに、資料はどんどん増えてくるわけです。いままでは資料に優先順位をつけていましたが、甲乙つけがたい優れた文献がたくさん出てきますと優先順位もつけがたくなってきますし、どの本をどこに置こうかなんていちいち悩む時間ももったいないです。
そこでいっそのこと、椅子に座った状態で手を伸ばして資料が取れる、という理想を放棄して、書庫を別の場所に置くというのも検討に値するわけです。
続きは次回。