ブログあるいはウェブ日記について考えたこと

きのう(5/31)のつづきです。
私は、便宜のためには、文章の内容ごとにサイトを独立させるのが適切だと考えています。理由は、情報にノイズを入れたくないからです。たとえ価値のある内容でもそれを望んでいない人にとってはノイズであるわけで、それはたとえばスポーツ選手のファンサイトに法律論文を書くようなものです。
さてそうなると、この受験日記の性格が怪しくなってきます。思いついたままに安倍なつみの行く先を心配するようなエッセーもあれば、改正刑法準備草案の検討も書いているわけで、どうにも情報の純度が低いわけです。
ただブログの読者というのはそういう「純度の低さ」みたいなものは折込み済みでしょうし、書く側も、あまり純粋に一つのネタに特化したサイトを好まない傾向があります。たとえば法律家のブログでは、まるでそうすることが義務であるかのように音楽ネタとか映画ネタとかを入れようとするところが多いですしね*1。それに、内輪で評価されているサイトというのは、専門の話をガチガチに詰めたものよりもむしろ、ちょっと裏話や雑談を書いたものなのです。
というわけで続く。

*1:これは、そうしないと書いている側が楽しくない、というのが大きな理由だと思います。ですが、非法律家の訪問者からすれば、映画の話を読むためにわざわざ法律家のサイトに行く必要はないわけでして。