今では弁護士さんのブログなんて珍しくはないのですが、

昔はそんなに多くはありませんでした。そのうちの一つの、ある弁護士ホームページのコラムで、「司法試験受験生が教科書を読んで、何か新しいことを思いついて『なんで学者はみんなコレに気づいてないのかなー』などと思ったときには、そのうちの99%は受験生の単なる勘違いです。残りのうちの99%は、既に学者はみんな気づいています。残り1%(つまり全体の0.01%)は、本当に新しい発見なのですが、そんな確率の低いものを思いつこうとするヒマがあったら教科書の理解に専念せよ」みたいな記述がありました。
私の身近にはさすがにそんな受験生はあまりいませんが、ネットの受験生日記を見るとけっこうそういう方がいることに気づいたので、(自分を棚に上げて-しかも司法試験関係者でもないのに-)ちょっと書いてみました。
 
いっぽう、ちょっと昔に、とある方(受験生ではありませんが)が、教科書の記述に関する疑問や法規の不具合などを、時々はてなの日記に書いていたことがありました。そのときに私もコメントしたことがあるのですが、毎回すごくいい指摘でした*1。私も見習いたいところです。いちど私が疑問点をいくつか抱えて大学の教授に伺ってみたところ、「それは論文で執筆して公表すれば?っていうか君は今そんなことをやっている場合か?」みたいな返事をいただいたことがありましたが、それくらいのものを書いていきたいです。たとえウェブ日記とはいっても。
 
というわけで来週からしばらくネタを暖めたいので、法律ネタはお休み。「作者取材のため休載」みたいな。

*1:まあ、質の低いものには誰もコメントしませんからね、私だけでなく。